Béres社(ハンガリー最大の製薬会社)のガラコンサート
2009/5/9 にソルノクで開催されたBéres社(ハンガリー最大の製薬会社)のガラコンサートの画像です(撮影;Varga Lájos氏)。ソルノク市立交響楽団、ソルノク・コダーイ合唱団、ハンガリー国立舞踊団の共演によるのもので、プログラムはハンガリー舞曲(ブラームス)、パロターシュ(エルケル)、ルーマニア民族舞曲(バルトーク)、ハーリ・ヤーノシュ組曲、カーロイ地方の二重唱、マロシュセーク舞曲(以上コダーイ)などのハンガリーもののみによるもの。国立舞踊団とはこれを機に今後コラボレーションが計画されており、来年のブダペスト・スプリングフェスティヴァルでは新国立コンサートホール(MUPA)での共演が決定している。


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ベーレシュ社財団プレジデント、ベーレシュ・クララ女史による挨拶
プログラム前半、オーケストラの実による演奏…ブラームス、エルケル、コダーイ!
会場(ソルノク市、アバ・ノヴァーク文化センター)は今日も満員の聴衆! 中央最前列にはソルノク市長をはじめ市関係者やVIP招待者らの顔触れも…!
コダーイ作曲・歌劇「ハーリ・ヤーノシュ」組曲から…国立民族舞踊団オーケストラ・ツィンムバロン奏者とのコラボ!
オーケストラの両サイドには、ソルノク・コダーイ合唱団の演奏者の姿が…! ねぎらいの拍手が送られる様子。
会場に民族舞曲パロターシュ(Verbunkos)が奏でられる! ハンガリーそれも歴史的に古い音楽は、素朴なネロディーの中にどこか哀愁と熱い血潮を感じさせるものだ。
ハンガリー国立民族舞踊団の登場!
美しいコスチューム(衣装)はハンガリーに古くから伝わる民族衣装だ。
優雅・華麗な動きの最後にピタリときまるアクション!
闇に浮かび上がる女性シンガー…地声で、でも透明感のある声は、大平原の遠くから風に乗って聞こえてくる調べを思わせるかのよう…。
バルトークが作曲した「ルーマニア民族舞曲」は、今はルーマニア領となったトランシルヴァニアやセーケイ地方で彼が採譜した民謡や民俗音楽をもとにしている。そのオリジナル曲による舞踏!
そしてバルトークの作曲によるルーマニア民族舞曲の楽曲に合わせてのコラボ!
超絶技巧を持つ名手たち! 早いパッセージ(音の動き)もまるで指や手が勝手に動いてるかのようにすごいものだった!
コダーイ作曲「マロシュセーク舞曲」でのコラボレーション!
ハンガリー国内でも、コダーイのこの楽曲での舞踊はあまり例を見ないもの…。国立民族舞踊団ならではのコレオグラフ(振り付け・演出)だ!
手をつなぎ楽しそうに踊る若い女性たちに恋を語りかけようとする男性たち…というようなシチュエーションかな?
やがて男女のパートナーができて対の踊りにと発展。ここからが真骨頂だ!
オケ楽曲として演奏する時よりももっと変化するテンポ…この舞踊とコラボするためには、踊り手のステップ(音)と流れを見逃してはならない!
女性のスカートはまるで風車のように回り続け、男性のステップはそれを囃すかのように靴音を増している!
入り乱れてのクライマックス! 急に音量を落としたオケは、その後に急激なクレッシェンド(音量を上げること)で頂点を目指す!
会場の割れんばかりの拍手と声に導かれカーテンコール! オケ&舞踊団ともにねぎらいのエールを送り合う!
演奏を終えての皆の晴れやかな顔顔…
カーテンコール…美しい花束と共に!
財団からソルノク市長へのスポンサー目録の贈呈! 現在流行中のインフルエンザワクチンの提供だ。
国立民族舞踊団との初コラボ…無事終えてホッと一息! お疲れさまでした!